窒素切りと花芽分化

育苗も最終段階に入ってきました。相変わらず、葉が増え過ぎて株間が混み合わないように葉かきに勤しむ毎日です (苦笑)
ところで、皆さんが食べるイチゴの「実」は、実は、花の根元の「花托(かたく)」と呼ばれる部分が大きく膨らんだものです。だから、ご存知の通り、イチゴの花が咲いて、実ができるのです。
これまで夏の期間、暑い日差しの中で、イチゴは茎や葉を伸ばし、葉かきをしてやることで、クラウンを太く成長させてきました。イチゴの実を収穫するには、イチゴの成長点がこれまでの葉芽から花芽へ移行しなければなりません。このターニングポイントを「花芽分化」と言います。
花芽分化は、日照時間が短くなる、夜間の気温が下がる、イチゴの体内の窒素レベルを下げる、などによって促されます。そのまま何もせず放置しておいても、秋が来れば花芽分化しますが、それでは11月からの収穫はできません。早い時期から収穫をするには、早めに花芽分化させる必要があります。そのために、「窒素切り」をします。肥料には窒素が多く含まれているので、施肥管理を行うことでイチゴの体内の窒素レベルを下げていきます。
当農園では、子苗をランナーから切り離した後、育苗箱に並べて育苗しています。そして、この期間は、電磁弁と液肥混入器「ドサトロン」を使って自動潅水および施肥をしています。

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栽培方法や品種の違いで、肥料を完全に切って水のみの潅水にする場合もありますが、当農園では、わずかに肥料が効いた状態にします。このドサトロンでEC濃度が下がるように微妙な調整をします♪

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調整後は、点滴チューブからドリップする液肥を採取して、携帯EC濃度測定器でEC濃度を確認しました。うまく調整できました♪
実は、この調整、1週間ほど前に行っています。
ある程度完全に花芽分化してからの本圃定植が理想的ですから、あと2週間程度で花芽分化してもらいたい!
後は、夜間の気温が下がってくれることを祈るばかりですね (^_^)a



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